のんび~り注文住宅建築紀行

2児の母が家を買おうか迷ってから家を建てるまで

総二階のメリット・デメリット

新しいおうちってなんだか箱のような印象のものがけっこうある。なぜかというと総二階にしているからなのだ。

 

総二階とは

総二階というのは、1階と2階の面積が同じ家のことである。1階の上にそっくり同じ形の2階が乗っているわけ。なんでこれが良いかというと、家を建築する際に特にお金がかかるのは土台と屋根だからだ。

1階と2階のトータル面積が100だとすると、1階:60、2階:40にすると土台と屋根は60の部分に合わせて作る必要がある。1階と2階の屋根の重なる部分には材料が余計に必要だ。

総二階にすると1階:50、2階:50になり50の分の土台と屋根のみ作ればいい。1階の屋根はまったく不要なのでかなり材料が少なくて済む。

そういうわけで、今は総二階の家が増えているのだ。昔は建築技術が足りず、そもそも総二階にできなかったのではないか。

 

総二階のデメリット

総二階だといわゆる昔からの「家」っぽい外観ではなくなってしまうこともある。上述したように箱のような印象になってしまうのだ。屋根を平らなものにしたりするとなおさらである。

もし、そういうモダンな雰囲気がお好みでないかたはシンプルな四角にならないように、アレンジすることをおすすめする。家の前面に玄関ポーチやバルコニーを作ったり、出窓をつけてみたり。ぜひ、価格を抑えつつ素敵なおうちをつくっていただきたい。